腰痛
腰痛
腰痛は非常に多くの方が経験する症状で、年齢や生活習慣、仕事や運動などさまざまな要因が関係します。
原因がはっきり特定できるものもあれば、複数の要素が重なって生じることもあります。痛みの程度や出現の仕方は人それぞれ異なるため、症状に応じた評価が重要です。
・朝起きたときに腰が痛い
・動き始めに腰が重だるい
・長時間立つ、座ると腰がつらい
・前かがみや反らす動作で痛みが出る
・お尻や太もも、足にしびれがある
・歩くと痛みやしびれが強くなり、休むと楽になる
腰痛は一つの原因だけで起こるとは限りません。以下のような要素が関与することがあります。
・筋肉や筋膜の疲労、緊張
・加齢による背骨や椎間板の変化
・神経の圧迫を伴う疾患
・姿勢や体の使い方の癖
・運動不足や筋力低下
原因を見極めずに自己判断で対処すると、症状が長引くことがあります。
腰痛の背景には、次のような疾患が隠れていることがあります。
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・変形性腰椎症
・腰椎変性すべり症
・側弯症
・筋・筋膜性腰痛
症状や年齢、生活状況を踏まえて適切に鑑別します。
問診や診察を丁寧に行い、必要に応じて検査を組み合わせます。
・診察による動作評価
・レントゲン検査
・必要に応じてMRI検査
痛みの原因を把握したうえで、治療方針をご説明します。
痛みや炎症を抑える内服薬や外用薬を使用します。症状に応じて注射治療を行うこともあります。
理学療法士による運動療法や物理療法を行い、腰に負担のかからない体の使い方を身につけます。
日常生活や仕事、運動時の姿勢や動作を見直し、再発予防を目指します。
腰痛の多くは緊急性の高い病気ではありませんが、次のような症状を伴う場合は注意が必要です。
・安静にしていても強い痛みが続く
・夜間や明け方に痛みで目が覚める
・発熱や体重減少を伴う
・がんや感染症の既往がある
・転倒や事故のあとから強い腰痛が出た
・足のしびれや脱力が急に悪化している
・排尿や排便がうまくできない、尿が出にくい
これらの症状がある場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
A. 軽い腰痛は自然に改善することもありますが、痛みが続く場合や日常生活に支障がある場合は受診をおすすめします。
A. 筋肉や神経の問題はレントゲンに写らないこともあるため、症状に応じた評価が重要です。
A. 痛みの程度や原因によって異なるため、無理に動かず医師や理学療法士に相談してください。
A. 神経が関与している場合、腰痛に加えて足のしびれや痛みが出ることがあります。
A. 多くの場合は保存療法で対応できますが、症状が強い場合には手術を検討することもあります。
A. 安静時や夜間の強い痛み、発熱、急な足の脱力、排尿や排便の異常を伴う場合は早めの受診が必要です。
監修:整形外科医 青木 隼人
(あおき整形外科リハビリクリニック 院長)